日本エコレザーは人と環境に優しい安心・安全の革です。 

背景

平成17年(2005年2月)に京都議定書が発効され、世界が協力して環境問題に取り組む時代となり、皮革産業も、「環境と人にやさしい革」づくりに挑戦していかなければならない状況になりました。

現在、わが国で流通している革・革製品は、国産品・輸入品を問わずほとんど無検査で流通しています。しかし、わが国からEUなどに革や革製品を輸出するとき、相手国の環境・人体安全性に関する基準に適合することが求められる場合があります。

日本エコレザー基準(JES)は、日本皮革技術協会によって平成18年(2006年)に提案されました。この提案を受けて(一財)日本環境協会は、革製品の「かばん・スーツケース類」に対し「エコマーク」の認定を始めました。翌年には「靴・履物類」にも拡大し、2010年7月には「革衣料・革手袋・ベルト類」の認定が可能になりました。

一方、当協会が提案したJESの運用も(一社)日本皮産業連合会によって2009年より始まりました。この認定数は順調に伸びており、近い将来、消費市場で「日本エコレザー認定製品」が数多く見られるようになるでしょう。

なお、革衣料、革手袋、帽子などを対象として、発がん性芳香族アミン(24種)を容易に生成するアゾ染料については平成28年4月より法規制が施行されます。

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