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革の基礎知識

主な革の種類と用途

●牛革
世界で最も多く使われている革です。革の重量、年齢などによって区別されています。靴・かばん・家具・自動車シート・ベルトなどに利用されます。

  • カウ  生後2年以上の雌牛。銀面(ぎんめん=ツヤのある表面)は細かい。
  • ステア 生後数か月で、去勢して肥育させた雄牛。厚く強い。
  • ブル  生後3年以上の繁殖用の雄牛。厚手でキメが粗い。
  • キップ 生後6カ月~2年の牛。成牛と比べてキメは細かい。
  • カーフ 生後6カ月くらいまでの子牛。銀面は滑らかで。キメが細かい。しなやかで傷が少ない。

●羊革(シープ)
非常に種類が多い。靴・バッグ・衣料・手袋などに用いられます。

●ヤギ革(キッド、ゴート)
薄くて丈夫。キッドは子ヤギの革、ゴートは大人の革です。羊革に比べて銀面は、やや粗く硬めです。靴・バッグ・衣料・財布などに使われます。

●豚革(ピッグ)
国内で自給できる唯一の素材です。軽く、通気性が良く、耐摩耗性に優れています。靴の裏材に多く使われます。一部、靴の甲材にも使われます。

●エキゾチックレザー
ワニ、トカゲ、オーストリッチ(駝鳥)、ゾウなど珍しい革です。高級品の靴・ハンドバッグ・かばん・ベルト・財布などに使われます。

皮の主な「鞣し」(なめし)方法

動物の生皮に化学的な処理を施して、腐敗しにくく、耐久性や強度に優れた「革」を製造することを「鞣し」(なめし)と言います。主な鞣しは次の2つです。

●クロム鞣し
柔軟性、弾力性、耐熱性、染色性に優れています。

●タンニン鞣し
植物から抽出したタンニンで鞣す方法。使い込むうちにエイジング(色が濃くなり、光沢が出る)が起こるのが特長。

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