革製品のお手入れ
革製品を長く愛用していただくために
汚れ落としについて
- 軽い汚れはブラッシング、部分的な汚れは指定のレザークリーナーを布
につけて軽く拭きとります。ただし、アニリン仕上げ革は、クリーナーがしみ込んでシミになることがありますから、目立たない部分で試してください。
- 革用消しゴムや、汚れていない上質の消しゴムでも落とせますが、まず影響がないか見えないところで試してみましょう。
- ベンジン、シンナー、中性洗剤などを使うと、色落ちしたり革のツヤがなくなります。
濡れてしまったら?
- 水滴を払い落とした後、タオルでたたくようにして水分を吸い取り、風通しの良いとこ
ろで陰干しします。濡れた革は熱に弱いのでストーブなどは避けましょう。 - 乾燥後、軽く揉んでもゴワゴワするようなら、指定の革用乳化クリームを塗って油分を補給します。
革製品にカビが…! 湿気は大敵です。 - 銀付き革(ぎんつきかわ=表面にツヤのある革)は柔らかい布でカラ拭きし、スエードやヌバックなどの起毛革(きもうかく)はブラッシングします。
- 縫い目などの細かい部分は歯ブラシも使用できます。
- カビを除去したらハンガーにかけて陰干しして、十分に乾燥させましょう。
革製品の保管方法は?
- あらかじめ陰干しして乾燥させ、カビが発生しにくくします。
- ビニールカバーは革の呼吸を妨げ、カビ発生の原因となるので避けましょう。
- 除湿剤はシリカゲル系除湿剤を用います。塩化カルシウム系の除湿剤は、放置しておくと液状になり、それが革に付着すると、収縮・硬化し、修復不能になります。
- 色移りすることがあるので、他の革製品とは離して保管するか、商品に付いている袋に入れて保管してください。